腸内細菌を変えれば、魚は変わる。
成長促進
耐病性の向上
EPAの増加
食性変換(肉食魚の草食化)
ホロバイオは、
微生物の力で新しい水産業を拓きます。
養殖コンサルティング
養殖魚の腸内細菌を採取して解析し、その結果から独自配合した「腸内細菌カクテル」をご提供します。腸内細菌叢を改善して養殖魚の成長性・耐病性を高め、生産効率を向上させます。
陸上養殖パッケージ
これまで養殖が困難だった魚種について、当社技術を適用した陸上養殖パッケージを確立。希少な高級魚や地域の特産魚の生産に取り組みます。
おいしさを科学的に証明した
ブランド魚の開発
当社では、高度な脂質分析により魚の「おいしさ」を定量評価するツールの開発を行っています。AIの機械学習によりおいしさを向上させる機能性腸内細菌群を特定、投与することで、「おいしくて健康」なブランド魚を開発します。
腸内細菌は生物にとって
重要な役割を果たしている
私たちは、ブリ・マグロ・マダイ・サケ・ニジマスなど、多様な魚類から2000種以上の機能性腸内細菌株を単離し、独自の機能性腸内細菌ライブラリーを樹立しました。また、これらの機能性腸内細菌株を投与することで、養殖魚の腸内細菌叢を改変することに世界で初めて成功し、その結果、さまざまな効果がもたらされることを明らかにしました。
各産地におけるブリの腸内細菌ネットワークの比較解析
機能性腸内細菌カクテルを投与し
養殖効率を格段に向上させる
「新規生物育種技術」
対象ごとに最適な機能性腸内細菌カクテルを投与する当社独自の「新規生物育種技術」(特許出願済:PCT/JP2023/001515)は、養殖魚の成長促進、EPA産生、耐病性の促進などを実証試験レベルで達成しています。本技術を用いることで、養殖生産における生産効率を格段に向上させることが可能です。
EPA供給
植物繊維分解
成長促進
腸内細菌叢改善
感染症予防
水質浄化
ニジマスの体長比較 (飼育6ヶ月後)
マダイ仔魚のウイルス感染に対する延命効果
孵化後60日齢カンパチ稚魚の生存・成長率の比較
カンパチ種苗生産での実証試験において
免疫応答遺伝子群の発現が約20倍に上昇
水槽内藻類の発生防止(菌株投与3週間・飼育4ヶ月後)
肉食魚の「草食化」で
環境負荷の少ない
サステナブル魚を創出
本技術の特徴的な点として、遺伝子改変等を行わずに「魚の食性を変えられる」ことが挙げられます。私たちは腸管内での植物繊維の消化・吸収を促進する腸内細菌を発見しており、これらを腸内に生着させることで、従来は食べられなかった植物繊維を魚の腸内で分解して「食べられる」ようにすることができます。本技術により、価格高騰が進む魚粉の飼料から100%植物性の飼料への転換を実現し、低コストかつ環境負荷の少ない環境適応魚を創出します。
魚粉+植物性飼料
100 %
植物性飼料
100%植物性飼料での飼育を実現
「サステナぶり」を起点に
地域固有のブランド魚を創出
今後は、本養殖技術とリピドミクス・脂質の画像解析を駆使した独自の「おいしさ」評価技術の掛け合わせにより、生産から出荷までを一括管理したブランド魚の開発を目指しています。そのさきがけとして、「サステナぶり」として弊社が商標取得済みのブリでの実用化に着手。マグロ、タイ、ヒラメ、サンマなど、さまざまな魚種への展開を予定しています。
サステナぶり®
微生物の力で新しい水産業を拓きます
私たちは、日本全国の水産漁業者とのネットワークを構築し、地域特有の魚種及び腸内細菌の研究を行っていきたいと考えています。日本の強みである水産資源を活用し、さらに発展させていくため、各地の養殖事業者・漁業者と連携しながら研究開発を行っていきます。